nuiguruminzu’s diary

ペンギンジュエリー(その他もいるよ)

えっ!?銀食器の中は銀じゃない?

 こんにちは『ぬいぐるみんず』のダモです。

本日は銀食器のお話をしたいと思います。

 

 皆さんは銀食器ってご存知ですか?普段から私達の身の周りにある銀色の食器は殆どの物がステンレス製ですが、アンティークの食器だったり、高級レストラン等に行くと今でも銀食器が出てきたりします。

 

 では銀とステンレスで何が違うのでしょうか?

 まず1つ目は変色するかどうかです。銀は硫化といい、硫黄成分に反応して黒く変色します。中世の貴族社会の中では食事に入れられる毒に反応して黒く変色した様です。毒は別にして、毎日スプーンやフォークを使わない日本文化では西洋よりも変色が早く起こる様です。

 

 2つ目はステンレスの方が圧倒的に硬いです。その為殆どが型を使用して大量生産されます。手作りには向かない素材といえます。その点、銀製品の方が柔らかく細工もしやすいので装飾性の高い物が作られやすいです。

 

 3つ目は銀の方が熱伝導が高いのでお料理がより美味しく感じられる事です。

 

 4つ目は銀の方が重いです。刺したり切ったりする食器はある程度の重量感がある事で手に馴染みやすいです。

 

 5つ目は個人的主観ですが、銀の方が綺麗です。銀は金属中で最も白く輝きます。輝きが違います。対してステンレスは黒っぽい輝きとなります。

 

 6つ目はステンレスの方がかなり安いです。金属の値段そのものが大きく違うので、製品の値段としても大きく変わってきます。

 

 私が思い付くだけでも色々な違いが出てきました。銀食器を押したいところですが、私自身も普段使っているのはステンレスです。特別なご褒美品だけ銀食器を使っています。

 

 そしてここからが本題です。

実は銀食器って2種類あります。中までしっかり銀の物と、表面に銀メッキ(銀の膜)を付けた物の2種類です。

 

 銀メッキを付けた物の芯材には洋白(洋銀)という金属が使われています。洋白はニッケルを主体とした合金です。銀に近い感覚を得られる事で選ばれている様です。そして加工のしやすさもステンレスより遥かにしやすいので装飾性が高くなってきます。またメッキの付き具合も非常に良い事が選ばれている理由だと個人的には思っています。

 このメッキですがかなり厚めに付けられています(お値段によるとも思われますが)。高級ホテルや飲食店で使われている事が多く、お手入れをしっかりしていても簡単に落ちない厚さのメッキが求められます。しかしそこはメッキであり、使用し続けていれば段々と落ちてきます。その際は再メッキといって、残っているメッキを剥がして、もう一度メッキをかける事になります。お手入れや管理をしっかりと、かつ大量にしているプロ向きと言える食器かもしれません。

 

 そして最後に、芯まで銀が使われている銀食器です。アンティーク食器やベビー食器、贈答用となっている事が殆どです。

 理由は簡単で金属の値段そのものが高いからです。その為比較的小さい物が多い様です。その代わりメッキ品の様な管理をする必要はなく、変色したら磨くだけとなります。またメッキ剥がれの心配もない為、再メッキ等も必要なです。個人使用するならコチラの方が使いやすいかと思います。

 

 色々書いてきましたが、ここでお知らせです。お時間のある方はお付き合い下さいませ。

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 『ぬいぐるみんず』では銀のカトラリーも扱っていく予定です。上の写真はピック(楊枝)です。フルーツやチーズなどに使用出来ます。後日販売予定です。

ミンネやBASEで販売予定です。

ミンネ↓

https://minne.com/@luxetarmenia

BASE↓

https://nuiguruminzu.base.shop/

 

 本日もここまでお読みくださりありがとうございました。また来週お会いしましょう。