nuiguruminzu’s diary

ペンギンジュエリー(その他もいるよ)

ルビーとシルバーのリングお手入れ方法

 こんにちは『ぬいぐるみんず』のダモです。

今回はお手入れの記事になります。

 

 すいません先週記事を出すのを忘れておりました。今週分を書こうと思って気づいた次第です。

 

 今日の題材はコチラ↓、と言いたいのですが、先日お客様用にお作りしたものしか無いので今回はサンプル画像がありません。画像は後日サンプル用で作成したものをUPします。

 

(6月27日追記)

f:id:lux-et-armeniacum:20230627175302j:image

リングの詳細情報やご購入の検討はミンネまで

https://minne.com/items/36913449

 

 という訳で文章のみとなってしまいますが、シルバーにルビーを埋め込んだリングのお手入れ方法のご紹介となります。彫り留めという技法を使っている為、ボンドやシールは使っていません。今回の説明もボンドやシールは使っていないものとして説明していきます。

 

 まず最初にルビーには人工石と天然石があります。『ぬいぐるみんず』で使っているのが天然石という事と人工石にはあまり注意事項がない為、天然石の解説をしていきます。

 

 ルビーはコランダムという石の種類になります。サファイアと種類としては同じ宝石です。コランダム翡翠と同じで色が沢山あります。赤がルビーでその他の色はサファイアとなります。

 

 非常に硬い石で、モース硬度(キズの付きやすさを示す)9でダイヤモンドの次に硬い石となります。また劈開(衝撃を加えるとパカっと割れる)が無い為割れにくい石といえます。

 

 ここまでは扱いやすそうな石なのですが、やはり高級品だけあって、処理石というものが存在します。

 

 処理には大きく分けて2つあります。

 

 1つは加熱処理で、色を綺麗にする為に行われます。文字どうり加熱をして色味の調整をします。処理はされてますが、お手入れに関していえば注意事項が増える事はありません。

 

 もう1つがフラクチャー処理です。以前の記事でも少し触れました。こちらは石に入っているヒビに対して行われます。

 

 つまり処理をされている時点でヒビの深さは分かりませんが、衝撃に弱い可能性があるといえます。

 

 またヒビに充填している物により、扱いが変わってきます。熱に弱い場合もあるという事です。

 

 今回はフラクチャー処理をしていない石を使ったリングのお手入れ方法を解説していきます。

 

①柔らかい布で優しく汚れを拭き取ります。石はキズつきにくいですが、銀は柔らかいので、リングについてる砂埃等でキズをつけない様にする為です。

 

②ぬるま湯(水でも良いけどぬるま湯の方が脂分が溶け易いので効果が高い)と中性洗剤で優しく洗ったら、乾いた柔らかい布で水分を良く拭き取る。

 細かい部分は柔らかい毛がついた筆を使うと便利です。歯ブラシは銀にキズが入ったりするのでオススメ出来ません。

(私は手を洗う時についでにリングも洗ったりしますが、洗面で落とさない様に注意して下さい)

 洗面台で洗う時は栓をしたり洗面器等にお湯を張ったりするとアクセサリーを流してしまう心配がなくなります。

 

 日常のお手入れは以上2点です。私個人としてはいつも手洗いのついでに洗ったりしてるので①はほぼしていません。

 

 ここからは①や②では取れなくなってきた場合のお手入れになります。

 

③シルバークリーナーやシルバークロスで全体を拭いて下さい。黒ずみが落ちます。また溶接部(ぬいぐるみんずのリングだと殆どの場合が石の反対側)は他の部分より変色し易いです。拭いていただければ元に戻ります。

 お手入れ後はぬるま湯と中性洗剤でクリーナーやクロスの研磨剤をよく落として下さい。

 

お手入れ方法は以上になります。

 超音波洗浄機はルビーはOKとなっている解説が多いですが、処理(加熱処理はOK)石は割れたり、変色したりする事があります。鑑定書等がついた(かなり高級品)ハッキリした物以外はやめておいた方が良いです。スチームクリーナーも同様です。

 

 以上がルビーとシルバーリングのお手入れ方法となります。

 

 本日もここまでお読み下さりありがとうございます。来週またお会いしましょう。(来週は忘れません)