こんにちは『ぬいぐるみんず』のダモです。
今日はお手入れのお話です。
異素材が組み合わさった物(銀の中に樹脂)
や燻し加工がしてあるアクセサリーのお手入れが今日のテーマです。
以前使うと便利な道具としてアイスクリームの棒を紹介しました。今回はナゼ?棒(板)を使うのかという理由も含めて解説していきます。
まずは燻しの事。
燻しは銀をわざと黒く変色させます。磨くと取れてしまうので、銀色の場所と黒い場所で凹凸をつけます。凹みの部分が黒く変色した状態になります。
参考画像は燻し仕上げの入ったペンギンとお月様のペンダント
詳細はミンネのページまで↓
https://minne.com/items/35007201
さっきも書きましたが磨くと取れます。その為凹みにクリーナーが当たらないようにお手入れする事になります。
次に異素材が組み合わさったもの。
参考作品の詳細はミンネのページまで↓
https://minne.com/items/36919387
今回の例は銀と樹脂です。銀色の部分以外は全てUVカラメル樹脂です。通常のレジンよりも表面の研削に向いてるそうです。とはいえ、銀の方が圧倒的に硬いです。(さらに樹脂は熱にとても弱いので機械で磨くのはあまりオススメ出来ません、最悪溶けて表面がぐしゃぐしゃになります。)
というわけで手で削っていく事になるわけです。では何を使って削っていくのか?
まずは金工ヤスリで削っていきます。目の荒い物から細かい物迄順番にかけていきます。ヤスリだけで仕上げる事は出来ないので次に紙ヤスリを使います。
この紙ヤスリの工程から注意が必要になります。まずは図を見てください。
左が理想で右がほぼ確実に失敗するやり方になります。紙ヤスリが樹脂の部分だけに当たる瞬間があれば例え同じ回数銀だけが当たるようにしても、柔らかい樹脂が沢山削れます。つまり樹脂の部分だけが凹んでいきます。
右図の様に削る方法は手で紙ヤスリを持って指の腹等を使えば研削面を曲げる事ができます。
では、どうしたら右図の様な紙ヤスリの使い方になるのか?
手でヤスリを持って指の腹等を使ってヤスリをかければ指の曲線に沿ってヤスリが丸くなります。その状態で磨けば磨くほど樹脂が沢山削れていき、段差が大きくなります。
紙ヤスリを手で持たなかったどうやって使うんだ?その答えがアイスの棒です。平な板にヤスリを両面テープで貼り付けます。この時使うテープは薄い両面テープがいいです。(テープが厚いとその分ヤスリが曲がるからです)
お家にある物でお話ししてたのでアイスの棒を使ってます。お手入れではなくしっかり削る場合はもっと厚い板?というか棒を使っています。板は厚い方がしならないので綺麗に仕上がります。
お手入れという事だけでしたら、アイスの棒に両面テープで布を貼り付けます。布は棒のサイズに大体でカットします。布に研磨剤をつけて擦ればお手入れ完了です。
本日もここまでお読みくださりありがとうございました。
疑問等ございましたらお気軽にメッセージ下さい。また来週お会いしましょう。