こんにちは『ぬいぐるみんず』の『ダモ』です
今回はシルバー製品のお手入れ3回目です。中身も外側も銀!のお手入れ方法を紹介していきたいと思います。今週もよろしくお願いします。
では早速お手入れ方法に入っていきます。
まず最初に、天然石の付いたものは各石毎にお手入れ方法が変わります。ここでは天然石のついた物は除外して説明しています。天然石毎の出来る出来ないは今後記事に出来ればいいかと思っています。
燻し仕上げは材質上銀なので、表面の色は違いますが、今回の説明対象とします。ラインストーン(ボンドやテープでつけた物)を使用した物は今回の説明の範囲外とさせて頂きます。
①乾拭きについて
メガネ拭き等の柔らかい布で軽く拭き取って下さい。埃や皮脂を取るのが目的となります。強く拭くとキズを付けてしまう事もあります。軽く拭いてください。
②水洗いと中性洗剤について
使用後や長期間保管していた物等は、まず最初に水洗い(人肌程度のぬるま湯が良い)をします。決して強く擦らずに。ここでは表面についた埃や皮脂等を流すのが目的です。強く擦ると表面にある埃でキズをつける事にもなりかねません。人肌程度のぬるま湯が良いというのは、油分が温まり、溶けやすくなるからです。
軽く水洗いの次は、中性洗剤の使用です。但し天然石がついている場合はお控えください。固いスポンジの使用はオススメしません。歯ブラシも使うとしたら毛の柔らかい物を使用してください。キズ防止の為です。筆とかを使うのがオススメです。ここでの目的は汗、皮脂、油分の除去です。これらを溶かして洗い流します。
洗い終わったら直ぐに柔らかい布やマイクロファイバークロス又はティッシュで水分を拭き取って下さい。このお手入れは後で紹介する方法のお手入れをする前にも行なって下さい。
日常のお手入れはこれだけです。ポイントは水分の拭き取りです。水気を残さないようにする事が大切です。
③シルバークリーナー、コンバウンドについて
ペースト状の物や粉状の物があります。これらは研磨剤が入っています。先程の洗浄と異なり、汚れを落とすのではなく、銀の表面を削ります。
使用方法はクリーナーは柔らかい布に少量つける、コンパウンドは水や油で溶いて柔らかい布につける。その布で綺麗にしたい部分を拭く。
布が黒くなりますが、それは粉となった銀です。黒く変色してない銀を拭いても黒くなります。何が言いたいかというと、布が黒くならないようになるまで拭く必要はないということです。
次にクリーナーやコンパウンドをつけていない、柔かい布でアクセサリーについた汚れ(クリーナーやコンパウンドの残り)を拭き取って下さい。この時点で、まだ黒ずんでいるようならもう一度クリーナー等で拭き直して下さい。
拭き終わったら②の中性洗剤と水でアクセサリーについた研磨剤を落として下さい。
その特性からとても綺麗になります。しかしその為に注意事項もあります。燻し加工が取れてしまいます。燻し加工がしてある部分は磨かないようにして下さい。
表面を削るといっても、非常に薄く削るだけです、キズを取るものではありません。但しコンパウンドは色々な荒さが市販されている為、お求めの際は用途にあったものをご自身で選んで頂くことになります。
④シルバークロスについて
これは布に研磨剤を染み込ませてある物です。これも表面を削る為、燻し部分には使用しないで下さい。③と比べて作業性が良く、その分少しコスパが悪いのが特徴です。具体的に説明すると、アクセサリーに研磨剤が残りにくいので、殆どの場合乾拭きを軽くするだけですみます。また水洗いも少しするだけで終われます。あと、手も汚れにくいです。
個人のものをお手入れするだけなら、こちらがオススメです。イメージとして、手で拭くなら④、電動工具使うなら③というイメージで良いかと思います。③④共にホームセンター等でも店頭に並んでいます。
⑤シルバークリーナー(液状)
こちらは液体の中に数秒〜数十秒浸けて、水ですすぐだけという、大変お手軽なものです。
化学反応を利用して綺麗にするものです。ペンダントのチェーン等をお手入れする時に重宝します。
燻し加工や天然石のついたものは使用できません。その為私は専らチェーン専用となっています。
こちらは店頭で見かける事はあまりないです。通販で購入する事になるかと思います。
⑥熱湯とアルミホイルと重曹について
用意するもの、紙又はプラスチックの使い捨てコップ、熱湯、アルミホイル、重曹です。熱湯を使うので火傷に注意して下さい。また、燻し品、天然石のついたものは、この方法でお手入れできません。理由は、燻しは取れます。天然石は割れたり変色する事があります。
詳しくは長くなりそうなので次回で説明します。
⑦電解研磨について
電気的に表面を分解します。綺麗になりますが、設備が必要となるので、家庭でのお手入れ方法としては適しません。
以上の様なお手入れ方法があります。条件に合う物を選んでお手入れしていく事になります。豆知識として綿棒等にクリーナーを付けて磨くと布ではやりにくい細かい部分も少しやり易くなります。
本日もここまでお読みくださりありがとうございました。次回のお手入れは⑥の熱湯とアルミホイルと重曹を使用する方法を詳しくやっていきます。また来週お会いいたしましょう。