nuiguruminzu’s diary

ペンギンジュエリー(その他もいるよ)

シルバー製品のお手入れ 2回目 

 こんにちは『ぬいぐるみんず』の『ダモ』です。今日も宜しくお願いします。

 

 さて、シルバー製品のお手入れ2回目は、何故シルバーは変色するのか?です。

 

 まず最初にシルバーの変色とは何か?何故変色するのか?についてお話しします。

 

 シルバーの変色には主に2種類のパターンがあります。それは硫化と塩化です。硫化は硫黄、塩化は塩素が原因で起こります。ご家庭で通常お手入れするのは硫化した物になります。

 

 塩化は皮膜が大変厚くお手入れ用品で落とすのは難しいです。研磨剤入りの物で根気強く落とす必要があります。日常生活の中での原因としては塩素系の洗剤や漂白剤の使用が主なものとしてあげられます。また海でなることもあります。海水浴等する時は外した方が良いです。

 

 この記事では硫化による変色のお手入れ方法を書いていきます。(補足ですが、鉄や銅では酸化というのがありますが、銀は日常生活の中ではほぼ酸化しません。)硫化した物は黒く変色します。燻し銀と呼ばれているシルバーの黒い部分は故意に硫化させて黒くしています。(温泉の元等で作った水溶液を使用したりもしているそうです、私は専用の市販液を使っていますが)

 

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 燻しの画像です。この記事用に急遽用意したので、燻し時間が短く青っぽくなっています。さらに時間をかける事でより黒くなっていきます。

 

 この故意に行なっている燻しですが、日常生活の中で自然に起きます。理由は空気中に含まれている硫黄成分です。つまり、どこかに置いておくだけで変色します。また人体も微量ですが硫黄成分をタンパク質中に保有しています。先程少し触れましたが、温泉も確実に変色させます、硫黄成分は入浴剤にも入っていることが多いので、入浴時には外す習慣にした方が良いと思われます。

 

 普段のお手入れとしては、この硫化した黒い変色や、アクセサリーについた皮脂や汗をおとしていく作業となります。次回のお話では具体的なお手入れ方法を紹介していきます。

 

 ここまでお読み下さりありがとうございました。また来週お会いしましょう。