こんにちは、『ぬいぐるみんず』の『ダモ』です。今のところお知らせ以外の記事はゆるゆると(なるべく)金曜日か土曜日に投稿しています。実はかなり前もって書き溜めしています。
かなり前にシンガポールかインドネシアの偉い人が、最近の我が国の発展の要因の1つはエアコンの普及だと仰ってました。暑くてまたウダウダ言ってしまいました。
気を取り直して金属アレルギー7回目です。そろそろ違うお話もしたいのですが、このままアレルギー編の完了まで向かいます。その方がキリがいいかなと思いますので。
今回はGFという表記についてです。以前少し触れましたが、ゴールドフィルドという表面処理方法です。表面処理なのでこちらも母材(芯材)があり、その表面を金で覆う方法です。
この方法を使う目的はメッキよりも剥がれにくくしたい!!というのが第一だと思います。
メッキとの最大の違いが覆っている金属の厚みです。ゴールドフィルドは総重量の5%を金合金で覆わなければならない為、メッキの何倍、何十倍という厚さになります。また、覆うときに熱と圧力を使う為、メッキよりも密着性が高く剥がれにくくなります。
以前、メッキを厚くすると母材の金属イオンが通り抜け出来なくなると書きました。GFはとても厚いので金属イオンがほとんど通れません。上手くいけば、母材に対するアレルギーが出る事はなくなるでしょう。
なんで上手くいけば、なんて事を言うのか説明します。GFの材料は基本的に板とかワイヤーの状態で作られています。これを必要な大きさに切って使用するわけですが、ここがポイントです。切断した断面には金がついてません。母材が剥き出しとなっているのです。
母材に何を使ってるかにもよりますが、真鍮を使っていた場合は同じような色をしているので、新品の状態だと断面を見ても分かり辛いかもしれません。
板材の場合、ワイヤー(棒)を縦にカットして板の側面に貼る事で母材の露出を抑える事が出来るそうです。ワイヤー(線状)の物の場合はどうするのか?私は知りません。もし知ってる方がいらっしゃって、ここでお話してもいいですよ、という事であれば教えて下さいませ。
板材では断面の処理が出来ると書きました。しかしこの処理はかなり手間がかかります。処理していない物も沢山あるそうです。その為、断面が肌に触れるデザインの物は、アレルギーに対しては効果がないということです。アレルギーの観点からみれば、断面が肌に触れないデザインである事を確認する事をオススメいたします。
今日はGFに関するお話をしました。今回で表面処理品に関する記事も終わりとなります。
次回はアレルギー編の最終章、『それでもこのアクセサリーをつけたいんだ!!』という場合の最終手段を書いて締め括りたいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。次回も宜しくお願いいたします。